100円ショップのセリアにアリの巣を観察できるケースが売っています。
ネットで買うと数千円するアリの巣観察キット。
100円のケースで本当にできるのかやってみたところ、10日で立派な巣を観察することができました。
でも成功するにはコツが必要です!
私はアリを始めて飼いましたが、2度失敗してわかったことがあるのでご紹介します。
準備するもの
準備するものは、
- セリアのアリ観察ケース(サイズ:縦12cm × 15cm × 奥行1.5cm)
- 画鋲
- ふるい
- 爪楊枝
- ストロー
- ベビーパウダー
です。
コツ満載!失敗しないアリの巣観察方法
【下準備】ケースの蓋に穴をあける
ケースの説明書に、2日に1度は蓋を開けて空気の入れ替えをしてくださいと記載があります。
私は常時空気が入るように、画鋲で蓋に穴をたくさんあけました。
【土を用意】なるべく細かいものをケースの2/3程度入れる
土はアリのいる周辺のものが必要です。
息子と取りに行きました。
この時完成したものはこちらですが、これは失敗です!
うまくできると翌日には大きな変化が見られるのですが…
1日経っても少し土がカーブを描いただけで、全然掘り進んでいませんでした。
- 大きい石が入りすぎている
大きい石が入ってしまうと、うまくアリが掘り進んでいけないようでした。
- 土が多すぎる
下の写真では、ケースの右側にあるエサであげた芋けんぴの上に土が乗っています。
アリはこのように掘った土を上に積み重ねるので、土が多いとすぐ天井にぶつかってしまいます。
土の改良が必要です。
こどもだと少し難しかったので、私が砂場のおもちゃのふるいを使ってふるいました。
【土を湿らせる】水はストローを使って少しずつ入れる
アリが掘り進んでいきやすいように、土を湿らせる必要があります。
この写真は観察7日目、失敗したものです。
- 水が多すぎる
水道の蛇口からジャーっと水を多く入れると、うまく換気されず曇ってしまってよく見えません。
水の量は大切だとわかりますね。
今回私はストローを使いました。
ストローを水の入ったコップに入れ、ストローの片側の口を指でおさえて持ち上げてすくいとった水を100回入れるとちょうどよかったです。
【写真】
【とっかかりの穴を作る】穴は複数あける!爪楊枝がちょうどいい
とっかかりの穴があると、アリが巣をつくりやすいです。
アリは好きな穴を選ぶので複数あけましょう。
今回は爪楊枝で1cmくらいの深さの穴を左、真ん中、右に3つあけました。
真ん中の穴はアリによって潰され、残った両端の穴から掘り進められていきました。
【準備終了】土の完成写真
完成した土はこちらです。
土がいい具合に湿っています。
【アリ採集の下準備】アリが壁をのぼらないようにベビーパウダーを使用
アリはケースに入れても壁をのぼって次々に脱走してしまいます。
落ち着いて採集できるように、ケースの壁にベビーパウダーを塗るのがおすすめです。
今回はアリを入れやすいように口の大きなバケツを使用しました。
セリアのケースの壁に直接塗ってもOKです。
全くアリがのぼってこなくなるのでおすすめです。
【アリ採集】付属のピンセットは難しいので砂場グッズを使用
セリアのケースにはアリ採集用のピンセットがついていましたが、これは難易度が高いです。
砂場のおもちゃが採集しやすいです。
アリは12匹採集できました。
セリアのケースにアリを入れて観察スタートです。
アリ観察1日目の写真
アリ観察2日目の写真
ケースの左端と右端を掘り進めています。
掘った分、土が山なりに堆積しています。
アリ観察3日目の写真
ケースの左端からケースの真ん中あたりまで掘り進みました。
アリ観察4日目の写真
ケースの真ん中に三角形の道が見えます。
アリ観察6日目の写真
こちらは表から見た写真です。
裏にも道がありました。
表から見てケース右側は裏側の面に沿って掘り進んでいたのですね。
アリ観察7日目の写真
ついにケース左側が貫通しました。
土を水で湿らせているので、穴があいても崩れないです。
堆積した土も蓋まで届きました。
アリ観察8日目の写真
ベビーパウダーのおかげで、どれだけ堆積したのかこどもにもわかりやすいです。
アリ観察9日目の写真
ケース右下にはアリの部屋みたいなものが見えます。
アリ観察10日目の写真
この先1か月半アリを飼いましたが、これ以上巣は大きくならなかったので、これが完成といっていいでしょう!
アリがせっせと一粒ずつ砂を運んでいる姿をこどもと見るのも楽しかったです。
まとめ:セリアのケースを使うと10日でアリの巣を観察できる
100円ショップセリアのアリ観察ケースを使ってアリの巣は本当にできるのか検証してみました。
コツをおさえれば、たった10日で立派な巣を見ることができます。
飼ってから1か月半後、アリは3匹に減ってきてしまっていたので、息子と公園に返しに行きました。
今回アリの巣を観察しようと思ったきっかけは、Z会の「ぺあぜっと」です。
息子にも、親の私にも様々な初めての体験をさせてくれるのでハマっています。
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